中塚武司氏が自動車殿堂入り
2007.11.12
いすゞ自動車元専務取締役中塚武司氏が、2007年度の日本自動車殿堂者として選出され、11月12日に表彰式が開催されました。日本自動車殿堂は、日本における自動車産業・学術・文化などの発展に寄与し、豊かな自動車社会の構築に貢献した方々を対象にし、優れた業績を讃え、永く後世に伝承してゆくことを目的として、2001年に設立されたものです。この度、中塚氏は「 自動車の研究・開発・生産で技術哲学を実践 」が評価され、いすゞ自動車から初めての殿堂入りとなりました。
中塚氏は、1952年にいすゞ自動車に入社し、開発技術者として、操縦性・安定性を初めとするさまざまな研究に取り組み、また、車両開発責任者として、「世界で初めての製品を生み出す」「車作りは自己表現であり、みなの理解を得られ役に立つ客観的なもの」を信条とし、各種商用車、乗用車、SUV車を開発しました。さらに、品質保証・生産部門の責任者として日本式生産方式の優れたところを全て取り入れた「いすゞプロダクションシステム」により全社を通した改革に取り組むなど、数多くの技術哲学を実践してきました。この度のいすゞ自動車からの殿堂入りは会社としても大変名誉なることで、後進にとっても大きな励みとなりました。
（高原正雄氏記）
* 詳しくは下記をご覧ください。
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写真：高原正雄氏提供
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