古林学

－ＹＢ会の小さな個展－

日本の山旅（６）

古林学

日本の山旅（５）の続きで、山歩きの途中で撮り貯めた写真を紹介します。これは北アルプスの高天原で夕陽に赤く染まる水晶岳を撮りました。

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水晶池から水晶岳

８月上旬に、夜明けの薄明の中、高天原山荘を出て岩苔小谷に向いました。水晶池に着いた頃には空も明るくなって、東に聳える水晶岳の白い岩稜が見えてきました。

水晶池に映る水晶岳

この日は風がなく、静寂な水晶池の湖面には水晶岳が映っていました。

岩苔小谷

岩苔小谷に差し掛かると日が昇り、雲の平の東斜面が明るく照らしだされました。前方には水晶岳から岩苔乗越へ続く稜線の一部が見えています。

鷲羽岳から槍ヶ岳

岩苔乗越からワリモ岳を越えて鷲羽岳に登ると、正面に槍ヶ岳・穂高連峰の大パノラマが開けます。雨続きだった７月を避け、８月初めまで待ったお陰で、好天に恵まれましたが、残雪が殆ど消えてしまったのが残念でした。

祖父岳からワリモ岳、鷲羽岳、槍ヶ岳

岩苔乗越に戻ってから、雲の平に向かって祖父岳に登り、今歩いてきたワリモ岳から鷲羽岳の稜線を返り見ました。槍・穂連山もしっかり見えています。

雲の平の日本庭園から黒部五郎岳

祖父岳から雲ノ平の日本庭園に下り、美しいカールのある黒部五郎岳を眺めました。

雲ノ平山荘の日没

雲ノ平のあちこちに咲き乱れる花々を愛でながら雲ノ平山荘に着き、夕食後に日本海の彼方に沈む夕陽を眺めました。

雲ノ平山荘から水晶岳

日が沈んだ直後に、今日も水晶岳が赤く染まりました。

雲ノ平のアルプス庭園から笠ケ岳

翌朝、山荘を出て高台のアルプス庭園に上がると、優美な笠が岳が迎えてくれました。この日は薬師沢に下り、太郎平を越えて折立に下山しました。

王滝奥の院から地獄谷と継母岳

８月下旬に木曽の御嶽山に行きました。王滝口の田ノ原から王滝奥ノ院に登ると、剣ヶ峰から険しく切れ落ちた地獄谷の岩壁や背後の継母岳が、岩の間から見えました。

継子岳から飛騨頂上方面

御嶽山の七峰を全て登ろうと最南の王滝奥ノ院から主峰の剣が峰を経て最北の継子岳まで縦走しましたが、晴れていた空も急に曇って途中で雷雨に遭い、ガスに包まれてしまいました。継子岳に着いて休んでいる内に次第にガスが晴れ、飛騨頂上が見えてきました。

継母岳頂上に迫る

翌日、飛騨頂上五の池小屋から剣ヶ峰に戻る途中で、主稜線から外れてはっきりした登山道がない岩山の継母岳に登りました。山頂直下の岩場には微かな踏跡が右に向かっていましたが、これは途中で行き詰まり、戻って左に回ったら登頂できました。これで七峰完登です。

栂池自然園からビジターセンター

９月下旬に北アルプスの栂池から天狗原、風吹大池を越えて蓮華温泉へ下りました。生憎初日はガスで視界が限られていましたが、栂池山荘に着いてから栂池自然園を一巡りしました。

栂池自然園のナナカマド

時折ガスが晴れて、秋の花やナナカマドの鮮やかな紅葉が目を引きました。

天狗原から白馬鑓と杓子岳

翌朝は快晴。天狗原に登ると白馬鑓と杓子岳が青空を背に迫って見えました。

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