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ヨルダンの山と砂漠 − ワディ・ラム − 古林 学
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赤い砂漠とデザートキャンプ |
| 夕日を受けて赤く染まった砂漠の光景です。右端の大きな黒いテ ントはヤギの毛を編んだ布で作ったベドウィンのデザートキャンプです。 ワディ・ラムを訪れた登山者やハイカーは、このようなキャンプに泊まって、 美しい日没や満天の星空に酔い、厳粛な日の出に感動します。 |
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砂丘 |
| 代表的な砂丘です。このように美しい砂丘がワディ・ラムには沢山 あります。 |
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デザートキャンプで暮らすベドウィン |
| デザートキャンプで暮らすベドウィンの人たちです。私たちはハ イキングの途中でこのような人たちに何度も熱くて甘いお茶をご馳走になりま した。 |
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月と金星のランデブー |
| 日没後のデザートキャンプで、この晩はたまたま上弦の月と金星 が接近してランデブーをしていました。月が沈んだ後は満天の星空で、私の弱 った目でも天の川がはっきりと見えました。 |
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バラー・キャニオンの奇岩 |
| 珍しい断面を見せる岩山です。このような岩山がどのようにしてで きたのか、定かではありませんが、まるで彫像のような不思議な形の岩山がワ ディ・ラムには沢山あります。 |
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ジャバル・カッタール |
| ジャバル・カッタールの全容です。ジャバルとは山のことです。ワ ディ・ラムの山は、ほとんどがこのように絶壁が切り立って取り付くしまがな いのですが、それはこの一帯が太古の時代には海で、それが隆起して砂漠にな ったからです。今の岩山が元は島だったと考えると納得がいきます。実際に、 高い山の上で貝の化石が見つかったりします。 |
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ジャバル・ボルダーに登る |
| 私が山岳ガイドにロープを確保してもらってジャバル・ボルダー に登山中の写真で、ワディ・ラムにはロッククライミングの装備なしに登れる 山はわずかしかありません。 |
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ボルダー・ロックブリッジに立つ |
| ジャバル・ボルダーのロックブリッジです。ワディ・ラムにはこ のような自然のブリッジが少なくとも４箇所はありますが、ここが最も高く、 スケールの大きなブリッジです。 |
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ロックブリッジの上からの展望 |
| ボルダー・ロックブリッジの上から見たワディ・ラム核心部の光 景です。ピラミッドのようなジャバル・バラーや、その左にワディ・ラムで２ 番目に高いジャバリ・ウンム・イシュリーンが見えます。 |
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ジャバル・ハザリに登る |
| ワディ・ラムの展望台として最も立地条件の良いジャバル・ハザ リに登山中の写真で、登山ルートは切り立った絶壁を避けて岩の割れ目を辿る のですが、最後はこのように狭まった隙間を利用して岩の上ににじりあがりま す。 |
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ジャバル・ハザリから麓の砂漠を見下ろす |
| ジャバル・ハザリの上から見た美しい砂漠の光景です。このよう な光景を目にすると、いつまでも頂上を去りがたい思いになります。 |
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早朝のジャバル・ラム |
| ワディ・ラム最高峰でスケールの大きいジャバル・ラムで、日の 出直後のデザートキャンプから写しました。この山に登るためにトレーニング を重ね、天候の安定するチャンスを何度も待って、真冬の１月に挑戦しました 。 |
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ジャバル・ラムの頂上を望む |
| ジャバル・ラムの主要な岩壁を登り終え、頂上直下に迫ったとき の写真です。 |
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ジャバル・ラム登頂 |
| 1754ｍの頂上に着いての記念写真です。背景の光る山は1752ｍの ジャバル・ウンム・イシュリーンです。ここはラム・ビレッジに比較的近いの で、携帯電話が通じました。日本の自宅にかけたら、アンマンからよりもよく 聞こえたので、妻がびっくりし、「え？、もう成田に戻ったの？」と言われ、 こっちもびっくりしました。 この晩は頂上直下の岩陰で星空を見ながら寝ましたが、焚き火が消えると猛烈 な寒さで、ほとんど眠れませんでした。 |
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４０ｍの懸垂下降 |
| 翌日の下山で高さ４０ｍの岩壁を懸垂下降した時の写真です。ジ ャバル・ラムの下降路はこのような懸垂下降の連続で、岩山の醍醐味を十分に 味わいました。 ワディ・ラムではこのほかにも６つの山に登り、何度も砂漠のジープツアーを 体験しました。こんなにワディ・ラムに通いつめた人は滅多に居ないので、帰 国前の最後の山行では、ガイドをはじめ多くのワディ・ラムの友が別れを惜し んでくれました。 |
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