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前鬼川の吊橋を渡る
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大峰山奥駈道は熊野古道の中でも最も険しい修験道ですが、奥駈道の中でも山岳としての魅力に富んだ核心部だけを５月中旬に２泊３日で縦走しました。
登山口の前鬼口から前鬼川沿いの林道を延々と登り最後に吊橋を渡ると前鬼に唯一残る宿坊の小仲坊に着きました。主人の五鬼助義之氏は1300年前に役行者に仕えた鬼の夫婦、前鬼・後鬼から６１代目の子孫とのことでした。
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明星ヶ岳に登る
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前鬼から大日岳に登り、釈迦ヶ岳、孔雀岳、仏生ヶ岳、五鈷峰と縦走した後で最も険しい明星ヶ岳の長い登りが控えていました。
疲れ果てて登り切ると最高峰の八経ヶ岳はすぐ目前で、これを越えてようやく弥山小屋にたどり着きました。
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行者還に向かう尾根道から八経ヶ岳を望む
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翌日は弥山小屋から聖宝八丁の急坂を下り、以後比較的平坦な尾根を行者還岳に向かって縦走します。
途中で振り返ると昨日苦労して越えた八経ヶ岳が大きく見えました。
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行者還に向かう縦走路
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今日の行程の約１／３が過ぎて、まもなく行者還小屋というところで尾根一面にコバイケイソウの群落が広がっていました。
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七曜岳へ向かう尾根から山上ヶ岳と稲村ヶ岳を望む
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行者還岳を越えて七曜岳へ向かうと奥駈道北端の山上ヶ岳や稲村ヶ岳が見えてきて過去に歩いた稜線を懐かしく眺めました。
この後、七曜岳を越え、疲労困憊して最後の大普賢岳に登り、予定した核心部の縦走を終えて和佐又に下りました。
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草津白根山の湯釜
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６月上旬に草津白根山と本白根山、芳ヶ平を巡りました。
草津白根山の湯釜は何か引き込まれそうな魅力を湛えていました。
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芳ヶ平から佐武流山遠望
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草津白根山北東麓に広がる高層湿原の芳ヶ平に下っていくと上信国境稜線の奥に信越国境の佐武流山などが見えてきました。
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雨後の古池から佐渡山を望む
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６月中旬に妙高高原の山を巡りました。
雨が止むのを待って黒姫山南麓から踏跡程度の山道に分け入り、種池を経て静寂な古池の畔に立つと、池の対岸にガスの切れ間から佐渡山が見え隠れしていました。
黒姫山はまだガスの中でしたがこの神秘的な雰囲気にしばし我を忘れて佇みました。
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知床硫黄山初見
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６月下旬に知床半島の羅臼岳から硫黄山まで往復縦走しました。
ウトロの岩尾別温泉から羅臼岳に登る途中の弥三吉水の近くまで登ると左手はるか先に早速硫黄山が見えてきました。
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羅臼岳に登る
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大沢の大雪渓を登り切ると羅臼平に着き、重いザックをデポして空身で羅臼岳に登りました。
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サシルイ岳の肩から硫黄山を望む
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羅臼平に下ってザックを回収し縦走開始です。
三ツ峰を越えて長い雪渓を鞍部に下り、正面に迫る大きなサシルイ岳の肩まで登ると再び硫黄山が威容を見せました。
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オッカバケ岳山頂から知円別岳、硫黄山を望む
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サシルイ岳を越えてまた雪渓を下り、次のオッカバケ岳山頂に立つと、足元から知円別岳、硫黄山へと連なる稜線の略全容が見渡せました。
ここからまた細切れの雪渓を３つ繋いで二ツ池に下り、池畔で幕営しました。
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南岳への登りで知円別岳、硫黄山を望む
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翌日は軽装で二ツ池から硫黄岳までを往復します。
南岳に向かってハイマツの尾根を登っていくとまた格好いい知円別岳と硫黄山が間近に見えてきました。
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南岳山頂から知円別岳、硫黄山を望む
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南岳山頂に立つと前景の障碍が取れて知円別岳−硫黄山のベストビュウが開けました。
この後、知床固有種のシレトコスミレなども観て硫黄山に登頂し、無事二ツ池のテントサイトに戻りましたが、天候が急速に悪化して翌日は強風雨の中を岩尾別温泉まで戻らねばなりませんでした。
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霧多布岬
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知床縦走の後は阿寒の山を巡る予定でしたが天候が回復せず、予定を諦めて代わりに道東の野付半島や霧多布岬を巡って帰途につきました。
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