2020年も自家用カレンダーを用意しました。
2020年に限って、海の日、スポーツの日、山の日が例年と異なります。

2020年版も国内紙幣の意匠が題材です。肖像紙幣の手持ちは（現行を除いて）もうないので、肖像以外の意匠（表面のだけでなく裏面のも）から拝借しました。
それを古い順に並べてみると、それぞれの時代背景の一端が見えてきます。

・「日本銀行券」とは別に「政府紙幣」があります。金属資源不足に対処するため、政府が発行してきた硬貨を「小額紙幣」で代替したものです。
・9月の「鳩拾銭」（1947～）と10月の「梅五銭」（1948～）は、同じレイアウトに見えますが、横書き文字が右→左（銭拾）から左→右（五銭）に変わり、「菊の御紋章」が姿を消すなど、1年で大きな転換が見られます。

・現行紙幣の裏面には NIPPON GINKO と 1000 YEN のようなローマ字表記があります。
その始まりは 1950年の聖徳太子千円のようです。

（参考）2019年以前（2012年以降）のカレンダーはこちらでご覧いただけます。