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ＹＢ会の小さな個展 −
ちとから散歩−その４
（ちょっと足を延ばして……芦花公園 へ）
長谷川 隆一
東の芦花公園は、「不如帰」の文豪、徳富蘆花が、後半生を過ごした住まい、庭および耕地を愛子夫人から東京に寄贈されたもの。広大な公園内で、藁葺きの蘆花宅の周りは、特に蘆花恒春園と名づけられ、クヌギ、コナラ等の雑木林が自然のまゝ保たれ、武蔵野の面影を残している。
また、近くには、世田谷ゆかりの文学者のコレクションを集めた、モダンでアットホームな世田谷文学館がある。
居宅廻り以外の園内は雑木林ながら整備され、花壇・散歩道もあり、最近ドッグランも出来た。
ただ、園内にも近所にも売店も茶屋もないので、飲み物・カメラの電池など準備しておく要あり。
芦花公園マップ
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公園入口
居宅
竹林
| 恒春園内には、蘆花が植えた竹林がある。世田谷・目黒には、こんな竹林が多く有ったが、今でほとんど見られなくなった。 |
蘆花居宅（母屋）と梅花書院
| 木立に包まれた徳富蘆花の旧居(奥)と梅花書屋と称され執筆をした書斎（手前）。 |
秋水書院
| 人道主義作家として大逆事件で幸徳秋水を弁護した蘆花は、２番目の書院を秋水と名付けた。 |
蘆花の墓
| 居宅のそばにある、徳富蘆花（本名 健次郎）と徳富愛子が眠るお墓。 |
整備された公園内
| 恒春園と名づけられたエリア以外は、広場、花壇、遊歩道などが整備されている。 |
桜
| 高遠から送られた、ややピンクがつよいこひがん桜が１５本ある。 |
ドッグラン
| 犬を連れて事務所で許可を得てヤードに入れる。（犬を連れていないと入れない）。 |
世田谷文学館
| ６月はファーブル昆虫記展開催中、玄関屋根にかぶと虫のオブジェ。 |
文学館ロビー
| ガラス張りロビーの外側に、小さな庭園。その向こう側は隣家の庭。 |
ファーブル昆虫記ポスター
ムットーニのからくり箱
| ムットーニこと武藤 政彦のカラクリお話し玉手箱で、荻原朔太郎の『猫町』などを題材にした、５分弱の、話が幻想的に繰り広げられる。ここには６箱ほどある。（内緒で撮影）。 |
館内カフェ
| ロビーの奥にジャズの流れる落ち着いたカフェがある。６５０円でスパゲティが美味い。 |
文学館の隣家
| 文学館の入口に隣接して大きな門を構える、巨大なお屋敷があるが、このお宅は、芦花公園に拠点を置く、ウテナ化粧品の創業者の屋敷。文学館もこの庭の一部を区が買い取った。 |
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