シチリア島のモザイク
松島 英樹
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先日、テレビでシチリア島の世界遺産を、特集していました。
シチリア島は、地中海の真ん中にあることから、ギリシャ時代から
ポエニ戦争を始めとして、その折々の列強国の支配を受けて来たので、
さまざまな建造物や、装飾様式が、混在しています。
私も２００６年に観光ツアーで行き、そこで強く印象に残った
シチリアのモザイクについて、「小さな個展」であまり採りあげられて
いないので今回皆様にご紹介しようと思いつきました。
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ローマ時代「カザレの別荘」のモザイク
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ピアッツア・アルメニーナのカザレの別荘の外観
３〜４世紀のローマ時代の建物が、土砂崩れに遭い（幸運にも）
そのモザイクが残り、１９２０年代に発見された。
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その内部は、ガラスの屋根に覆われた温室状態で、そこに設けられた
見学者用通路をたどって、床のモザイクを見るしかけになっている。
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前掲写真の廊下にあるモザイク。
小さい4角の石をはめ込んで、作られている様子をみてほしい。
ローマ時代の、北アフリカの職人が制作したと言われている。
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アフリカ象。ポエニ戦争よりはずっと後なので，剣闘士と戦う ための猛獣か？
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こんな楽しいモザイクも有ります。この部屋は、寝室でしょう！
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どの案内書にもある、有名なビキニ美人のモザイク。
その頃から、メタボ対策としてビキニで美容体操をしていたそうです。
たしかに、鉄アレーを持ったり、ランニングをしたり、今とおんなじ
ですね。
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最後の写真は、モザイクではなく、右はじの穴に注目！
そう、ご推察どおり、水洗トイレの床のモザイクです。
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番外。 シチリア島・タオルミーナのお土産屋のショウ・ウインドウ。
現代のモザイクに見えました。
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あとがき
他も紹介するつもりでしたが、長くなり、「カザレの別荘」だけで
終わってしまいました。
続・シチリア島のモザイクを、期待しないでお待ちください。
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