中尾正見

ＹＢ会の小さな個展

中尾正見の　展示室

冬のコサギ　2014

中尾正見

　 15年位前から近くの冬の帷子川でコサギの写真を撮っています。　朝のコサギは動きが活発です。腹いっぱいになると休息モードに入り動かなくなります。動きのある写真を撮るには早朝が好ましいのです。
　またこのようなコントラストの強い写真を撮るためには、光線の当たり方に注意する必要があります。コサギには日が当たり、背景には日が当たらないシーンを選ぶ必要があります。これはお天気しだいですが、早朝が好ましいのです。しかしコサギがいつもそのような場所にいるかどうかはわかりません。頻繁に通える近くの川や池があれば最高です。

　さらに白黒の露出には少し工夫が必要です。露出はピンポイント測光、フォーカスエリアもピンポイント設定です。普通の露出ですと白い部分が飛んで真っ白になってしまいます。試し撮りの画像を確認しながら、状況を見て露出をアンダー側（露出不測側）に設定しなおすことが多いようです。このような設定でうまく撮れるとコサギの白い部分に陰影がつき、日のあたらない背景が露出不測でさらに黒く写ります。興味のある方は一度お試しください。

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