ＹＢ会の小さな個展

織田 紀彦 の　展示室





Snowbirds - 2



織田 紀彦



　Snowbirdsは、ちょっと古いCT-114 Tutorという並列複座の練習機（最高速度７８２ｋｍ/ｈ)を使用して最大９機で飛ぶ、ヨーロッパ式のカナダ空軍のデモンストレイションティ−ムです。
最大６機編隊のアメリカ式といわれるBlue AngelsやThunderbirdsの豪快さとは違った優雅な飛行を見せてくれます。編隊形は約５０分の飛行の間にめまぐるしく変り、３機から９機までを数えると１３とおりくらいあります。
ここではその極々一部を観ていただきます。 このエアショウは、 CanadaのVancouverから南東へ７０ｋｍ（Canadaはメートル法です)ほどにあるAbbotsford International Airportで、８月９，１０日に行われました。







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滑走路からだいぶ離れた格納庫前に勢揃いした全機。右端の予備の２機を含めて１１機。











エンジン始動時の大白煙。遠く離れた自分の席から。











３機編隊３群で離陸したあと、観客席からは見えない遠いところで編隊を整えてゆったりと現れる。ショウの始まり。











遥かかなた、南のMt. Baker（ 10,755ft, Washington State）を背景に編隊形の組み立て変え。











９機のダイアモンド隊形で上昇し、











その形のまま急降下。











横一直線の隊形でまっすぐに近づいてきて、開花。











３機縦列の中央の１機が左に抜け出し、











横向きに開花。











ナイフエッジ。











違う隊形で急降下し、











下向きに開花。











５機編隊の１機が抜け出て、このように３６０度回転。











さらに反対側に３６０度回転。











他の４機も動き出して、











見事な花に。どの機がどう動いたかをよくご覧ください。　











並列２機の２群のうち、互いに近い２機がナイフエッジですれ違う。右から来る２機は、すれ違う少し前から縦列に近くなっている。安全のためか。











この隊形のまま左ロールしながらループを描く。　











もうすぐ頂点。











降下。　











水平飛行へ。











３機がおんぶ飛行で会場を通り過ぎる。　











フィナーレ。











今回、Snowbirds以外で最も興味を惹かれたde Havilland Mosquito。The Wooden Wonderと 　　　　呼ばれる木製モノコック構造のとても美しい高速多機能爆撃機。1.6mm厚カバ材２枚の間 　　　　に11mm厚のバルサ材を挟んだ合板が胴体を構成し、フレイムは７枚のみ。他の部分は必 　　　　要に応じて木材を厚くしたりしている。１９４１年から登場したが、現在飛行可能機は世　 　　　　界で２機のみ。この機体は、Canadaで２００９年から復元が始められ今年完成したという。












































蚊に襲われたドイツ兵が逃げてゆく。











余興に出てきたSnoopy Dog House。ジェットエンジンで走っている。この他に、ジェット　 　　　　エンジンで走る黄色いスクールバスも登場。遅刻しそうになったら便利かもしれない。







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