私と水彩画
恩田 龍夫
思えば現役時代、定年後は自由な時間は十分出来る。そんなことを思いつつ、何かやらなければと考えていた時、偶然にヴァンテアンの話があり、何をやっていいか分からないまま入会したことをつい最近のことのように覚えています。
入会したあと、しばらく考えた末、お金がかからなく、道具が簡単で、作品がかさば
らないなど安易な理由で、水彩画を選んだ次第です。
今まで絵など画いたことがほとんどなく、勿論水彩画を画いたことはないので、とて
も不安でしたが、本を買って練習をするうちに徐々に画き方が分かるようになり、楽し
さも出てきたことを覚えています。
最初に買った本が「アルウィンの楽しい水彩教室」で、そのときの私の（本の上で
の）先生はアロウィンでした。
そのころ、絵の出来栄は画く実力に加えて画用紙、筆、絵の具の影響が大きいことを
知り、びっくりしました。したがって、出来るだけ いい道具をそろえることを心がけました。
時間が十分にあると思って始めたのですが、定年後もあちこちと仕事が続き、ほとんど時間の取れない毎日となってしまいました。
言い訳になってしまいますが、そんなことで一年で4〜５枚しか画かないので
毎年大変な思いでヴァンテアンを迎えております。
今年こそは、気持ちを入れ替えて望もうと思っています。
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