初代Thunderbirdは55年型からの登場です。着脱可能なハードトップの側面に56年型から丸窓が明きました。

レプリカでも実車同様にハードトップ（ルーフ）が着脱可能です。外すと運転席まわりがよく見えます。この年から新規採用されたコーン型ステアリングホイールが再現されています。
画像の上にマウスポインターを乗せると、メーターまわりがさらにクローズアップされます。 150mphまでの速度計文字がはっきりと読み取れます。右側に時計、左側に5000rpmまでの回転計が配置されているのが分かります。

エンジンフードは実車同様に前ヒンジで開きます。V8エンジンと補機類がそれらしく配置されています。
画像の上にマウスポインターを乗せると、さらにクローズアップされます。
ヘッドカバー上のFordの文字もなんとか読み取れます。その上はThunderbirdのマークですが文字は読めません。バッテリーケーブルの再現までは無理だったようです。

55年から各社に採用され始めたテールフィンはまだ遠慮がちです。Thunderbirdのネームレターはしっかりと再現されています。リヤバンパーが排気のテールパイプを兼ねています!

50年代の最後を飾る象徴的な車です。堂々たるフロントのクローム、ダントツのテールフィンは他の追随を許しません。アメリカ人にとっては古き良き時代だったでしょう。この年を最後にテールフィンの時代は終わりました。
画像の上にマウスポインターを乗せると、フロントエンドのクローズアップになります。
威風堂々の風格はレプリカでも十分に伝わります。

運転席まわりにもクロームめっきが目立ちます。ドアハンドル類もかなり忠実に再現されているようです。
画像の上にマウスポインターを乗せると、メーターまわりのクローズアップになります。
クロームめっきに囲まれた速度計は120mphまでです。アクセルペダルの形状やフロアカーペットの質感などもしっかり再現されています。

このモデルの象徴の一つ、巨大なテールフィンです。
画像の上にマウスポインターを乗せると、テールランプまわりのクローズアップになります。こんな細部も丁寧に再現されています。

390 cid、325 hp のV8エンジンが収まるエンジンルームです。内部のラジエータフィンなど細かい細工でそれらしく見えます。エアクリーナー上部の蝶ナットなども雰囲気が出ています。

フロント側のアンダーシャシです。サスペンションリンクは動きませんが、ステアリンク系は実際に動きます。このレプリカは経年劣化でかなりトーアウトになってしまいました。スターターモーターなど、上からも下からも見えにくい箇所もしっかりと作られています。

リヤ側のアンダーシャシです。トレーリングアームなんかもそれらしい形状をしています。ガソリンタンクの底面にレプリカの販売元のロゴなどがあるのはやや興ざめですが、無塗装のタンクはアメリカ流です。

折りたたみ式のポータブルミニスタジオでエンジンルームを撮影中の風景です。カメラはキャノンの IXY 70 Digital。
Cadillacの脇に置いてあるのは、ロッキード スーパーコンステレーションの600分の1スケール Schabak製レプリカです。 エアライナーコレクションは私のホームページhttp://tafplaza.my.coocan.jp/ の「エアライナー」で紹介していますが、新しいアングルのショットを加えて、いずれこの場でもご紹介できたらと思っています。